IRLルーキーオブザイヤー【アイアールエル・ルーキーオブザイヤー】
IRL rookie of the year
インディカーシリーズのルーキードライバーのなかで、年間ポイントリーダーに与えられる賞。ルーキードライバーの定義は、前年のレースへの出場回数が3回以内で、それ以前も含めトータルでの出場回数が5回以内とされている。
 
アテンプト
attempt
予選のタイムアタックのこと。予選は1周のタイムで競われる。1台ずつ、通常2回アテンプトができ、よい方のタイムが採用される。インディ500では4周の平均速度で競われる。1度でも4周を完走すると、それ以上のアテンプトはできないため、チームが、よい結果が得られないと判断すれば、タイムアタックを途中で取りやめ、仕切り直すこともできる。アテンプトの中断は2回まで行える。
 
イエローコンディション
yellow condition 関連キーワード
クラッシュ等で、レース続行に危険が伴う場合に宣言される。決勝レース中であれば直ちに速度を落とし、ペースカーの後ろを一列縦隊で走行しなければならない。練習中なら、各マシンは速度を落とし、ピットに戻る。また予選の場合、タイムアタックは中断される。
ペースカー
イエローフラッグ
yellow flag 関連キーワード
コース上に障害物があるなどの理由で、レース続行に危険がある場合に振られる黄色の旗。イエローコンディションを宣言するために振られる。オーバルコースでのレースでは、ペースカーがコースに入ってフルコースコーションとなる。予選においては、タイムアタックの中断も意味する。
オーバルコース
イエローコンディション
ペースカー
ウィズドラウン
withdrawn 関連キーワード
決勝レースの出走を取りやめること。予選通過後のアクシデント等でレースを出走しなかった場合、成績表にこのように表示される。DNGと同じ意味。
DNG
 
ウェーブオフ
wave off
インディ500で、予選のタイムアタックを途中で取りやめること。インディ500だけ予選形式が異なり、1回4周のタイムアタックを、3回まで行えるチャンスが与えられている。ただし、4周走り終えてしまうと、その中の平均タイムが公式予選タイムとなってしまう。そのため、走行中にタイムが遅いと判断すれば、タイムアタックを途中で取りやめ、仕切り直すことができる。
 
MBNAポール【エムビーエヌエーポール】
MBNA pole 関連キーワード
アメリカのクレジットカード会社であるMBNA(America Bank, N.A.)が、各レースのポールポジションにかけている賞。2001年から全てのレースのポールポジションにこの賞がかけられた。MBNAは、IMSやIRLの公式クレジットカードを発行したり、1996年から1999年までは、ラップリーダー賞のスポンサーになっていたりと、IRLとのつながりは深い。
ポールポジション
IMS
IRL
 
エントラント
entrant
レースにおける参加者のこと。通常、ドライバーの所属チーム、またはドライバー本人、マシン・オーナーをいう。
 
オン・ザ・バブル
on the bubble 関連キーワード
インディ500の予選の際に使われる言葉。予選通過ボーダーライン上のドライバーのことをこう呼ぶ。インディ500だけ予選形式が異なり、3日間にわたって行われるが、最初の2日間でグリッドはほぼ決まる。最終日(バンプ・デー)はこれ以外のドライバーが参加し、33台だけに与えられる決勝出場権を争う。最下位のタイムを超えればそのドライバーを蹴落とし、一応決勝出走権が得られる。ただ、もしその時点で33番目のタイムなら、自らがオン・ザ・バブル状態になるわけだ。
バンプ・デー
 
キャブレーションデー
carburetion day 関連キーワード
木曜日に行われるインディ500の最終公式練習日のこと。ドライバーはこの日以降、決勝レースまでコースを使用した練習はできない。この日にレースの要となるキャブレターの調節を含め、マシンの最終調節をするため、このように呼ばれ始めた。ただ現在はキャブレターは使用されておらず、電子制御のインジェクターが使われている。
キャブレター
インジェクター
 
Qualifying【クオリファイング】
Qualifying 関連キーワード
公式予選のこと。予選は通常決勝レース前日に行われ、1台ずつタイムアタックを行う。IRL事務局は、予選開始前までに予選通過のための最低タイムを設定する。このタイムはサーキットの形状などによって異なるが、一般的にポールシッターの出したタイム(速度)の94%を基準とすることが多い。予選終了時に、タイムの速いものから決勝グリッドは埋まっていく。
IRL
 
グリーンコンディション
green condition 関連キーワード
決勝レースや公式予選、練習走行で、普通にマシンが走行できる状態のこと。クラッシュなどにより、コース上に危険性が認められた場合、イエローコンディションとなる。
イエローコンディション
 
グリーンフラッグ
green flag 関連キーワード
練習走行、予選、決勝など全てにおいて、スタートの合図として振られる旗。フルコースコーションが解除され、レースを再開する時にも使用する。
フルコースコーション
グリッド
grid
決勝レースでのスタート位置、スターティングポジションのこと。公式予選のタイム順で決定される。
 
グリップ
grip
タイヤの接地力のことで、滑りにくさのことをいう。グリップは路面の状態やタイヤの材質に左右され、雨で路面が濡れているとグリップは弱くなり、逆に路面温度が高いとグリップは強くなる。タイヤの材質については、固い材質ならグリップは弱くなり、柔らかい材質だとグリップは強くなるが、すぐにタイヤが磨り減ってしまうという欠点もある。
 
クルー
crew
現場でレースに携わる人たち全体を指す。サーキットでは多くのクルーが活躍しているが、各チームの規模によって、人数は変わってくる。基本的には、ピット作業を行なうピットクルーやメカニック、無線担当など大体15人前後。ただしレース中に、ピット内で作業が許されるのは6人まで。また、負傷した選手の救急作業を行なうセーフティークルーなども準備している。
 
コーション
caution 関連キーワード
イエローコンディションの項を参照
イエローコンディション
 
サイド・バイ・サイド
side by side 関連キーワード
レース中、2台の車両が横並びで競う様子。コース幅が広く、単純なレイアウトのオーバルコースで行われるため、サイド・バイ・サイドのバトルが常に繰り広げられる。さらには3台、4台が並ぶ、3ワイド、4ワイドも見られ、スリリングなレース展開を楽しむことができる。
オーバルコース
 
the 500【ザ500】
the 500
インディ500マイルレースのこと。この開催地であるインディアナポリスはレース開催期間、町中がお祭りムードに包まれる。F1のモナコGP、ルマン24時間レースとともに、世界3大レースイベントの1つに数えられ、多くの住民がボランティアとしてレースを手伝っている。「モータースポーツの首都」との自負がある地元の人々は、インディ500を誇らしげに“the 500”と呼ぶ。
 
スキャナー
scanner
ドライバーとピットとはレース中、常に無線で交信している。この交信を行う無線の受信機のこと。アメリカでは観客がレンタルできるようになっていて、誰でもレース中の交信の様子が聞けるようになっている。
 
ストップ・アンド・ゴー
stop and go 関連キーワード
レースのペナルティーの一つ。ブラックフラッグで合図される。ドライバーは、一旦ピットに戻って停止してから、再スタートしなければならない。このときピット作業はできない。ピットレーンには制限速度もあるので、大きなタイムロスとなってしまう。
ブラックフラッグ
 
スプラッシュ
splash
主にレース終盤などに、ゴールするまでの燃料が足りず、少量の燃料補給のみのためにピットインをすることを言う。勢いよく燃料を補給することからこう呼ばれる。スプラッシュ・アンド・ゴーともいう。
 
スポッター
spoter 関連キーワード
レース中、レース全体が見渡せる場所で、ドライバーにコースの状況を的確に指示するスタッフのこと。350km以上で走行するインディのようなオーバルレースでは、ドライバーの視界が極めて狭いため、スポッターが後方のマシンの動きや、コースの状況をドライバーに指示する。
オーバルコース
スポット参戦
spot
年間で何戦もあるシリーズの、全てのレースに参加するのではなく、特定のレースにのみに参戦すること。
 
 
セーフティトラック
safety truck 関連キーワード
ドクターや消防士を乗せる6人乗りのトラック。ターン1〜2と3〜4に、それぞれ1台ずつの計2台が待機している。レース中、アクシデントが発生すると、15秒で現場に到着し、対応に当たれるように訓練されている。
ターン
 
チェッカーフラッグ
checkered flag
白黒の格子模様の旗。レースの終了を意味する。
DNS【ディエヌエス】
did not start
決勝レースのスタート時、エンジン等のトラブルによってスタートできずにレースを終えること。
 
DNF【ディエヌエフ】
did not finish
クラッシュなどで、レースを完走できずにリタイヤしたという意味。
 
DNQ【ディエヌキュー】
did not qualify 関連キーワード
予選落ちのこと。インディでは、IRL事務局が予選開始前までに、決勝グリッド数と、予選通過のための最低タイムを設定する。このタイムは、サーキットの形状などによって異なるが、一般的にポールシッターの出したタイム(速度)の94%を基準とすることが多い。基準を満たしていても、サーキットごとに決められている決勝出走台数によって、予選落ちとなる場合もある。
IRL
 
DNG【ディエヌジー】
did not grid
決勝への出場を取り止めること。以前は代車が認められず、予選通過後のアクシデントによって、決勝レースに出られない事態もあり得た。現在は代車の使用が認められているが、決勝のスタート位置は、予選タイムに関わらず最後尾になる。
 
テール・トゥ・ノーズ
tale to nose 関連キーワード
レース時にマシン同士が縦並びに、ぶつからんばかりに接近している状態を言う。ドラフティング状態のことを指す。インディではコースが単調なため、前車を抜き去る際には、ドラフトを巧みに利用する。このため、テール・トゥ・ノーズの状態を多く見ることができる。
ドラフティング
ドラフト
 
テスト・イン・ザ・ウェスト
Test In the West 関連キーワード
IRLが毎年2月に行うオープンテストのことで、2003年で8回目を迎える。主にカリファルニアやラスベガスといったアメリカの西側地域で行われるため、この名がついた。オープンテストとは一般人にも観戦が許される公開テストのこと。新シーズンの行方を占うという意味も大きく、ドライバーやスタッフの目は真剣そのもの。また、テストの合間にはサイン会なども開かれ、ファンサービスという点でも楽しめる。
IRL
 
デブリー
debris 関連キーワード
クラッシュによってコース上に落ちたマシンの破片などの障害物のこと。これによりレースが危険と判断されると、イエローコンディションが宣言される。砂や小石の場合もある。
イエローコンディション
 
テレメタリー
telemetry
レース中のエンジンやタイヤ、ステアリングなどのマシンの状態を、ピットのモニターで見ることができる装置。これによってチームは、ドライバーへの的確な指示を出すことができ、またマシンの異常にいち早く気づくことで、ドライバーの安全を守る。
トップチェッカー
top checker 関連キーワード
トップでゴールした選手のこと。おなじみの白と黒からなるチェッカーフラッグが、レースを完走したマシンに対して振られることから、特にトップでゴールした選手のことをこう呼ぶようになった。
チェッカーフラッグ
 
ドライブスルー
drivethrough 関連キーワード
レースのペナルティの一つで、ブラックフラッグで合図される。これを指示されると本コースから離れ、制限速度のあるピットレーンを通り抜けなければならない。100分の1、1000分の1秒の差を競うレースでは、大きな差が生まれてしまう。
ブラックフラッグ
 
ドラッグレース
drag race
直線コースを使って、2台で競い合うレース。クウォーターマイル(402.3m)もしくは、ワンエイト・マイル(201.2m)の直線コースで行われる。E.T.(直線の区間タイム)だけを競う競技もある。もともとはアメリカの若者達が公道でレースをしていたが、1930年ごろから組織化が進み、ルールが整備されていった。現在アメリカでは大小合わせて数千のドラッグレースが開催されている。
 
トラフィック
Traffic
周回遅れのマシンの集団が、トップグループの走行の邪魔になってしまうこと。
 
ドラフティング
drafting
高速で走るマシンの背後は気圧が低くなり、空気抵抗が極端に少ない。そのため、後続のマシンはそこに入れば、加速がスムーズになる。このように前のマシンを抜くために、縦列状態で走行することを言う。ただし、マシンが接近しすぎると前輪が浮きあがって、ハンドリングが不安定になるなど、いくつかのマイナス要素もある。
 
ドラフト
draft
高速走行するマシンの背後にできる、空気抵抗の少ないエリアのこと。
 
 
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パック
pack
レース中、何台かのマシンが一群となって、競い合っている状態のこと。
バックマーカー
back marker 関連キーワード
レースが進むにつれ現れる、周回遅れになりそうな後方のマシン、または周回遅れのマシンのことをいう。トップグループが、バックマーカーに進行を阻まれることがないように、ロイヤル・ブルー・フラッグ・ウィズ・ダイアゴナル・イエロー・ストライプの旗を振って、バックマーカーに後方からの速いマシンの接近を知らせる。
ロイヤル・ブルー・フラッグ・ウィズ・ダイアゴナル・イエロー・ストライプ
 
ハッピーアワー
happy hour
予選や練習走行の際に、時間が進むにつれて涼しくなり、タイムが上がる時間帯をこう呼ぶ。一般的に夕方になると気温が下がり、走行中のエンジンの過熱が抑えられて、ドライバーへの負担も減る。これらの理由から、夕方になると好タイムを計側できるようになる。
 
バンク・ワン・ルーキー・オブ・ザ・イヤー
Bank One Rookie of The Year
バンクワンはアメリカの銀行名。この銀行がスポンサーになりインディ500に出場するルーキーの中からIRLの役員によって、もっとも優秀だと判断されたドライバーが選ばれる。インディ500のルーキー・オブ・ザ・イヤーに当たる。1952年から続いていて、現在の賞金は$25,000。
 
ピット
pit
レース中にマシンの整備やタイヤ交換、燃料補給などを行う場所。ほとんどのサーキットで、メインストレートの内側に配置されている。またコースから外れ、チームのピットへ向かう道をピット・ロードと呼ぶ。レース中にピットへ入ることをピットストップといい、そこで作業する人のことをピットクルーという。
ピット・レーン・スピード・リミッター
pit lane speed limiter
ピットレーンでのスピード違反を防ぐ装置。ステアリング上にあるスイッチを押すと、あらかじめセットしたスピード以上に車速が上がらないようになる。コースによって、その設定スピードは異なる。またレブリミッターとも呼ぶ。
ファステスト・クォリファイアー
fastest qualifier 関連キーワード
予選をもっとも速いタイムで通過したドライバーのこと。インディ500の特異な
予選方法があるため、ポールポジションと完全に同義語ではない。インディ500では、予選1日目の最速者がポールポジションを得るため、それが必ずしもファーステスト・クォリファイアーとは限らないからだ。
ポールポジション
 
ファイル
file 関連キーワード
縦列走行の意味。イエローコンディションが宣言されると、全ての車両はシングルファイル(一列縦隊)を作って走行する。
イエローコンディション
 
フォーメーションラップ
formation lap 関連キーワード
IRLやCARTでは、レース開始時にマシンを静止状態からではなく、走行させながらスタートを切るローリングスタート方式が採用されている。レーススタート前に、ペースカーによる先導のもと、全車が走りながら隊列を整えている状態をこう呼ぶ。
IRL
CART
ローリングスタート
プッシュ
push 関連キーワード
前輪が滑って、ハンドルを切っても曲がらないこと。フロントのグリップが不足すると起こる現象。アンダーステアがひどいと、コーナーを曲がりきれず、コース脇に飛び出すこととなる。
グリップ
アンダーステア
 
フューエラー
fueler 関連キーワード
ピットクルーのうち、給油担当者。
クルー
フューエルウインドウ
fuel window 関連キーワード
給油のためにピットインするタイミングのこと。クルーは次の燃料補給までの周回数を予測し、そのタイミングをドライバーに伝える。
クルー
 
プライベートテスト
private test
非公開で行われるテストのこと。技術的な新しい試みや、チームの作戦などの情報が漏れないように、観客を入れず行われる。
 
ブラックフラッグ
black flag 関連キーワード
規則違反を犯したり、マシンの故障の可能性があるドライバーに、次の周回でピットインするように指示する黒い旗。違反があった場合は、ドライブスルー、ストップ・アンド・ゴー、ディテンションなどのペナルティが課せられる。ブラッグフラッグの提示を無視して走り続けると、レースの計測から除外され、事実上の失格となる。
ドライブスルー
ストップ・アンド・ゴー
 
ブラック・フラッグ・ウィズ・ホワイトクロス
Black Flag with White Cross 関連キーワード
ブラックフラッグを無視したドライバーに出される。これを無視して走り続けると、レースの計測からは除外され、事実上の失格となる。
ブラックフラッグ
 
フリー走行
practice session 関連キーワード
練習走行のこと。予選や決勝の前には必ず、このフリー走行時間が設けられる。予選が雨などの理由で中止になった場合、このフリー走行時のタイムで決勝グリッドが決まるため、調整という側面だけではない。
グリッド
 
フルコースコーション
full course caution 関連キーワード
イエローコンディションと同じ意味。クラッシュなどで、レース続行に危険が伴う場合に宣言される。F1などのロードレースでは、コースの一部のみコーションが宣言されることがあるため、これに対して、フルコースコーションと言う。
イエローコンディション
プレステージ
pre-stage 関連キーワード
ドラッグレースで、スタートラインの7インチ(約18センチ)手前の位置のこと。前輪がこのラインに流れている光に触れると、スターティングシグナルのライトが点灯し、マシンがこの位置まで来た事を知らせる。2台同時スタートのドラッグレースでは同位置からのスタートが重要で、プレステージはドライバーに、スタートラインに近づいている事を知らせるための位置といえる。
ドラッグレース
 
ペースカー
pace car 関連キーワード
フォーメーションラップやイエローコンディションのときに、隊列の先頭に入る車のこと。これを追い越してしまうと、ブラックフラッグの対象となる。F1では、セーフティカーと呼ばれる。
フォーメーションラップ
イエローコンディション
ブラックフラッグ
ポール・デー
pole day 関連キーワード
3日間で行われるインディ500の予選のうち、初日のこと。この日にトップタイムを出したマシンが、ポールポジションを得るため、こう呼ばれる。翌日以降に最速の記録を出したとしても、前日に予選を通過したマシンの後方からのスタートとなる。
ポールポジション
 
ポール・トゥ・ウィン
pole to win 関連キーワード
ポールポジションのマシンが、決勝レースで優勝すること。ポール・トゥ・フィニッシュも同義語。
ポールポジション
 
ポールポジション
pole position
スタート時の隊列で1番先頭の位置のことで、決勝前日に行われる公式予選の成績がトップであったマシンに与えられる。インディ500では、3日ある予選日のうち、初日に最速のタイムを出したドライバーに与えられる。
 
ホワイトフラッグ
white flag
予選やレースでラスト1周を意味する旗。ドライバーは最終ラップに突入する際に、スタートライン脇で振られているこの旗を確認する。ただし、これはインディカー独自の意味。他のカテゴリーではマーシャルカー、救急車、レッカー車などの競技車両以外の車や、トラブルでスローダウンしているマシンが、コース上を走行していることを知らせる役割を担う。
 
マージン・オブ・ビクトリー
margin of victory
レースの結果における、1位と2位とのタイム差のこと。
 
マニュファクチャラー
manufacture 関連キーワード
エンジン及びシャシーを供給しているメーカーのこと。エンジンはトヨタ、ホンダ、シボレーの3社。シャシーはダラーラ、Gフォースの2社が供給している。
シャシー
 
マニュファクチャラーズポイント
manufacturer's points 関連キーワード
各メーカーを採用しているドライバーの順位に準じてポイントが与えられ、マシン、シャシーともに、1位10ポイント、2位7ポイント、3位5ポイントとなっている。
マニュファクチャラー
 
メカニカルグリップ
mechanical grip 関連キーワード
ダウンフォースなどの空力によって得られるグリップ力ではなく、シャシー、タイヤ、サスペンションなど、マシンそのものの性能によって得られるグリップ力のこと。
グリップ
シャシー
ダウンフォース
 
メカニック
mechanic
マシンの技術担当者のこと。設計などを担当するエンジニアからの指示を受けて、実作業を行う。チームには通常7、8人のメカニックがいて、マシンの組み立てや、ピットインした際のタイヤ交換、給油等を行う。
 
モーストラップリード
most laps lead 関連キーワード
決勝レースで、1位での周回が最も多かったドライバーのこと。ICSでは、ボーナスポイントとして、2ポイントが与えられる。通常“Most Laps Led”と表される。IRLで最もモーストラップリードが多かったのは、2001年のリッチモンド・インターナショナル・レースウェイでの、バディ・ラジャーの250周中224ラップ。
IRL
ラップリーダー
 
 
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ラップ・トゥ・ゴー
lap(s) to go
決勝フィニッシュまでの残り周回数。
 
ラップリーダー
lap leader
決勝レース中で、先頭を走っているドライバー(マシン)のことをこう呼ぶ。
 
リードチェンジ
lead change
先頭を走っているマシンが入れ替わること。
 
リードラップ
lead lap 関連キーワード
先頭を走っているマシンをラップリーダーと呼ぶが、このラップリーダーがいる周回のことを言う。オーバルレースでは周回遅れのクルマが多数出るため、トップの周回を指す言葉が必要になる。
ラップリーダー
 
リスタート
restart 関連キーワード
再スタートのこと。レースがフルコースコーションの状態になると、ペースカーが投入され、スタート時と同じような全車隊列走行になる。その後、コーション状態が解けたことを示すグリーンフラッグを合図に、レースが再開される。
フルコースコーション
ペースカー
グリーンフラッグ
 
ROP【ルーキー・オリエンテーション・プログラム】
Rookie Orientation Program 関連キーワード
ルーキー・オリエンテーション・プログラムの略。インディ500に初めて参加するドライバーが出席しなければならない、IRL事務局主催のルーキープログラム。通常4月に予定される。プログラムは、テスト走行もあり、ドライバーはこれをクリアしないと、インディ500には出場できない。
IRL
 
ルーティンピットイン
routine
ルーティンは“予定通り”という意味。つまり、アクシデントによるものではない、予定通りのピットインということ。
 
レッドコンディション
red condition 関連キーワード
コースが完全に使用禁止の状態を指す。レッドフラッグによって宣言され、予選や決勝レース中でも中断される。走行中のマシンは、直ちに減速し、ピットに戻らなければならない。
レッドフラッグ
 
レッドフラッグ
red flag 関連キーワード
大雨やクラッシュなどによる、レース中断をドライバーに知らせるための旗。これが提示されると、レース車両は全てピットへ戻り、オフィシャルの指示による再スタートまで待機することになる。ちなみにこの中断でピットに待機している間は、燃料補給やマシンの調整をすることは一切できない。
レッドコンディション
 
ロイヤル・ブルー・フラッグ・ウィズ・ダイアゴナル・イエロー・ストライプ
Royal Blue Flag with Diagonal Yellow Stripe
後方から速いマシンが接近していることを知らせるために出される旗。原則として、遅いマシンは速いマシンにコースを譲らなければならない。パッシングフラッグとも言われる。
ロウ
row 関連キーワード
スターティンググリッドに並んだ時点の横の列のこと。インディカーを始め、ほとんどのカーレースは、横に2台ずつ並んでスタートするので、フロントロウと言えば、先頭2台のグリッドのことを指す。インディ500だけは、横に3台ずつの全11列で並ぶ。
グリッド
インディカー
 
ローリングスタート
rolling start 関連キーワード
F1のように静止している状態からスタートする、スタンディングスタートではなく、フォーメーションラップから加速してきたマシンが、スタート&フィニッシュラインをこえた時点でスタートする方式。全マシンがペースカーの誘導の元にコースを周回し、ペースカーがピットに退いて、グリーンフラッグが振られる。もし、隊列が乱れたなどの理由でグリーンフラッグが振られなかった場合は、もう1周して隊列を整える。
フォーメーションラップ
ペースカー
グリーンフラッグ
 
ロリポップ
lollipop
ピットインしたマシンに停止位置を示したり、作業終了を知らせたりするボード。
ロリポップマン
lollipop man 関連キーワード
ピットストップがスムーズに進行するよう指揮をする、ピットクルーのまとめ役。ロリポップを持っていて、ピットインするマシンに停止位置や、作業の終了を知らせたりする。
ロリポップ
 
 
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DNF【ディエヌエフ】
did not finish
クラッシュなどで、レースを完走できずにリタイヤしたという意味。
 
DNG【ディエヌジー】
did not grid
決勝への出場を取り止めること。以前は代車が認められず、予選通過後のアクシデントによって、決勝レースに出られない事態もあり得た。現在は代車の使用が認められているが、決勝のスタート位置は、予選タイムに関わらず最後尾になる。
 
DNQ【ディエヌキュー】
did not qualify 関連キーワード
予選落ちのこと。インディでは、IRL事務局が予選開始前までに、決勝グリッド数と、予選通過のための最低タイムを設定する。このタイムは、サーキットの形状などによって異なるが、一般的にポールシッターの出したタイム(速度)の94%を基準とすることが多い。基準を満たしていても、サーキットごとに決められている決勝出走台数によって、予選落ちとなる場合もある。
IRL
 
DNS【ディエヌエス】
did not start
決勝レースのスタート時、エンジン等のトラブルによってスタートできずにレースを終えること。
 
IRLルーキーオブザイヤー【アイアールエル・ルーキーオブザイヤー】
IRL rookie of the year
インディカーシリーズのルーキードライバーのなかで、年間ポイントリーダーに与えられる賞。ルーキードライバーの定義は、前年のレースへの出場回数が3回以内で、それ以前も含めトータルでの出場回数が5回以内とされている。
 
MBNAポール【エムビーエヌエーポール】
MBNA pole 関連キーワード
アメリカのクレジットカード会社であるMBNA(America Bank, N.A.)が、各レースのポールポジションにかけている賞。2001年から全てのレースのポールポジションにこの賞がかけられた。MBNAは、IMSやIRLの公式クレジットカードを発行したり、1996年から1999年までは、ラップリーダー賞のスポンサーになっていたりと、IRLとのつながりは深い。
ポールポジション
IMS
IRL
 
Qualifying【クオリファイング】
Qualifying 関連キーワード
公式予選のこと。予選は通常決勝レース前日に行われ、1台ずつタイムアタックを行う。IRL事務局は、予選開始前までに予選通過のための最低タイムを設定する。このタイムはサーキットの形状などによって異なるが、一般的にポールシッターの出したタイム(速度)の94%を基準とすることが多い。予選終了時に、タイムの速いものから決勝グリッドは埋まっていく。
IRL
 
ROP【ルーキー・オリエンテーション・プログラム】
Rookie Orientation Program 関連キーワード
ルーキー・オリエンテーション・プログラムの略。インディ500に初めて参加するドライバーが出席しなければならない、IRL事務局主催のルーキープログラム。通常4月に予定される。プログラムは、テスト走行もあり、ドライバーはこれをクリアしないと、インディ500には出場できない。
IRL
 
the 500【ザ500】
the 500
インディ500マイルレースのこと。この開催地であるインディアナポリスはレース開催期間、町中がお祭りムードに包まれる。F1のモナコGP、ルマン24時間レースとともに、世界3大レースイベントの1つに数えられ、多くの住民がボランティアとしてレースを手伝っている。「モータースポーツの首都」との自負がある地元の人々は、インディ500を誇らしげに“the 500”と呼ぶ。
 
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