インディ500基礎知識 レースの歴史 特殊な予選方法 インディアナポリス市の概要
 1911年から始まったこの伝統のレースには、いくつかの特別なルールが存在する。中でも決勝進出の33台を決める予選方法は非常にユニークだ。延べ3日をかけて行われ、初日、2日目の後に数日間の練習走行を挟み、バンプデーと呼ばれる予選最終日まで、1週間に渡って争われる。ルールは少々複雑だが、決勝レースと同じくらい白熱するこの予選のシステムを理解すれば、インディ500というレースを2倍楽しめることになるはずだ。
エントリーからタイムアタックまで
エントリー方法
インディ500へのエントリーは、ドライバーではなくマシン単位になっている。チームは予備のマシンを含め、通常数台のマシンを登録するため、33台の決勝グリッドに対し、2倍以上の70〜80台のマシンがエントリーすることもある。予選ではアテンプトと呼ばれるタイムアタックが行われるが、ドライバーは1台で予選落ちしても、マシン単位でエントリーしているので、クルマを乗り変えて再びトライすることも可能だ。
出走順の決定
通常のレースと同様、タイムアタックは1台ずつ行われ、マシンの走行順は成績などに関係なく抽選で決まる。順番がきても、パスして最後にまわることも可能で、気温や路面、マシンの状態によって、チームが判断する。ただし予選時間は1日6〜7時間と限られているため、次の順番を待っている間に予選時間が終了して、その日にタイムアタックできなくなるリスクも負うことになる。詳細は下のグリッドの決定の頃を参照。
予選の計時方法
決勝が500マイルの長丁場となるため、コンスタントに速度を出せることを必要条件として、予選は4周を走った平均速度で競われる。ただし4周のタイム計測途中に、よい結果が得られそうにないとチームが判断した場合は、イエローフラッグを振って中断することができる。これをウェーブオフといい、マシンごとに2回まで認められている。3回目は必ず4周して、タイムを残さなければならない。
グリッドの決定
説明図1 決勝に出場できるのは33台。ただそのグリッド位置は、必ずしも予選タイムの速い順には並んでいない。インディ500ではまず、予選タイムの計測を完了した日付が優先され、この中で、タイム順にポジションが決まる。
以上の方式で33ある決勝グリットがすべて埋まると、ここからはバンプアウトと呼ばれる方式で最終的な決勝進出マシンを争う。34番目以降にタイムアタックするマシンは、ここまでで最も遅いタイムを目標に走る。見事そのタイムを上回れば、バンプアウト=「弾き出す」という直訳通り、そのマシンを決勝グリッドから弾き出し、自分が33台の中に入ることができる。新たにグリッドを獲得したマシンは、その日の予選通過者の中のタイム順でポジションが決まる。このようにして、予選時間終了までバンプアウト合戦が繰り広げられる。
説明図2
用語解説
ポールデー バンプデー
予選初日のこと。この日にトップタイムを出したマシンが、ポールポジションを得るのでこう呼ばれる。この日に合わせて素早くマシンを仕上げられたチームが、よりよいポジションを得る可能性が高い。
予選最終日のこと。先の2日間で決勝グリッドがほぼ決定し、全てのグリッドが埋まった後には、壮絶なバンプアウト合戦が始まる。最終日は、ほとんどがバンプアウトによってグリッドを得るためこう呼ばれる。
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